ごめいとう!

中央競馬の特別レース名に縁のある温泉地を巡ります。

温泉に関する中央競馬の特別レース一覧(随時更新)

以下の条件で温泉地を抽出した。

  • レース名又はJRAの「特別レース名解説」の解説文[1]に「温泉」「湯」の文言が出てくる特別レースから温泉地を抽出した。温泉地を思わせる地名が付いた特別レースであっても、「温泉」「湯」の文言が含まれていない場合(e.g.洞爺湖特別、弥彦ステークス(弥彦特別)等)は、一覧表に掲載していない(番外編として巡るかも。)。
  • 原則として僕の手許に「特別レース名解説」のファイルがある2021年及び2022年に開催された特別レースから対象となる温泉地を抽出している。
  • 2020年から始まった京都競馬場の改修工事の影響もあるのか、2021年又は2022年に開催されていない特別レースも存在する。その場合は、何らかの形[2]JRAの「特別レース名解説」の内容が確認できた場合に一覧表に含めるものとする(e.g. 指宿特別、牧園特別)。
  • 解説に温泉地名が直接示されていない場合には、解説の文脈その他の事情を踏まえて可能な限り該当する温泉地を推測して記載している。
  • 人力で抽出しているため、もし抜け漏れがあれば「そっと」コメントで教えてください。特に近年開催されていない特別レースは遺漏があろうかと。

抽出した結果は下表のとおりであるが……

圧倒的最難関Baden-Baden!!!!!!!!

世界的に有名なリゾート地ではあるものの、ドイツの観光スポットとしてファーストチョイスにはまずならないだろう。

次点で難易度が高いのが夏季営業のみの山小屋にある白馬岳鑓温泉。猿倉登山口から片道4時間のガチ登山が必要。

気長にコンプリートを目指します。

[1] https://www.jra.go.jp/datafile/tokubetsu/

[2] 具体的には、過去のJRAの「特別レース名解説」のhtmlのページがたまたま残っている場合である。

 

【一覧表】 随時更新

#

場名

特別レース名

温泉地名

訪問

備考

1

函館

恵山特別

恵山温泉

 

2022年及び2021年には温泉の記載なし[1]

2

函館

遊楽部特別

八雲温泉?

 

遊楽部の語源がユー・ラプ(温泉が下る川)で、その「温泉」というのはどの場所を指すのか調査中。遊楽部川沿いにそれらしいものが見つからず、支流の鉛川上流に八雲温泉があるが、北支流のトワルベツ川はアイヌ語で生温い川という意味の為引き続き要調査。

3

函館

駒ケ岳特別

鹿部温泉

 

2021年版解説には留ノ湯も紹介されているが、同施設は2020年11月8日に閉業している[2]

4

函館

湯の川温泉特別

湯の川温泉

 

 

5

函館

湯浜特別

湯の川温泉

 

 

6

函館

八甲田山特別

酸ヶ湯

 

2021年開催

7

函館

八甲田山特別

城ヶ倉温泉

 

2021年開催

8

函館

八甲田山特別

谷地温泉

 

2021年開催

9

福島

安達太良ステークス

沼尻温泉

 

 

10

福島

安達太良ステークス

中ノ沢温泉

 

 

11

福島

安達太良ステークス

岳温泉

 

 

12

福島

吾妻小富士ステークス

微温湯温泉

 

 

13

福島

バーデンバーデンカップ

Baden Baden

 

 

14

福島

いわき特別

いわき湯本温泉

 

 

15

福島

高湯温泉特別

高湯温泉

 

16

福島

土湯温泉特別

土湯温泉

 

 

17

福島

飯坂温泉特別

飯坂温泉

 

 

18

福島

蔵王特別

蔵王温泉

2014年開催[3]

19

福島

赤湯特別

赤湯温泉

 

2010年開催[4]

20

東京

箱根特別

箱根湯本温泉

 

 

21

東京

箱根特別

塔ノ沢温泉

 

 

22

東京

石和特別

石和温泉

 

 

23

新潟

荒川峡特別

荒川峡温泉

 

 

24

新潟

赤倉特別

赤倉温泉

 

 

25

新潟

五頭連峰特別

五頭温泉

 

 

26

新潟

岩室温泉特別

岩室温泉

 

 

27

新潟

月岡温泉特別

月岡温泉

 

 

28

新潟

妙高特別

妙高温泉

 

 

29

新潟

瀬波温泉特別

瀬波温泉

 

 

30

新潟

村上特別

瀬波温泉

 

 

31

新潟

咲花特別

咲花温泉

 

 

32

新潟

湯沢特別

湯沢温泉

 

33

新潟

白馬岳特別

白馬岳鑓温泉

 

2021年開催

34

新潟

寺泊特別

寺泊温泉

 

2021年開催

35

新潟

水上特別

水上温泉

 

2011年開催[5]

36

中京

桑名ステークス

長島温泉

 

 

37

阪神

武田尾特別

武田尾温泉

 

 

38

阪神

城崎特別

城崎温泉

 

 

39

阪神

皆生特別

皆生温泉

 

 

40

小倉

由布院特別

由布院温泉

 

 

41

小倉

高千穂特別

高千穂温泉(?)

 

 

42

小倉

筑後川特別

日田温泉

 

九酔渓温泉もか。

43

小倉

筑後川特別

筑後川温泉

 

2021解説には「温泉」の記載なし

44

小倉

別府特別

別府温泉

 

 

45

小倉

立山特別

湯川水神社

×

枯泉[6]

46

小倉

阿蘇ステークス

阿蘇温泉

 

 

47

小倉

牧園特別

林田温泉

 

2012年開催[7]

48

小倉

牧園特別

新川温泉

 

2012年開催[8]

49

小倉

指宿特別

指宿温泉

 

2018年開催[9]

[1] https://jra.jp/datafile/tokubetsu/201121.html

[2] http://onumakouen.com/info_item/%E9%96%89%E9%A4%A8%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B%E3%80%90%E6%9D%B1%E5%A4%A7%E6%B2%BC%E6%B8%A9%E6%B3%89%E6%97%85%E9%A4%A8%E3%80%8C%E7%95%99%E3%81%AE%E6%B9%AF%E3%80%8D%E3%80%91/

[3] https://www.jra.go.jp/datafile/tokubetsu/200933.html

[4] https://www.jra.go.jp/datafile/tokubetsu/200933.html

[5] https://jra.jp/datafile/tokubetsu/201142.html

https://db.netkeiba.com/?pid=race_list&word=%BF%E5%BE%E5&start_year=none&start_mon=none&end_year=none&end_mon=none&kyori_min=&kyori_max=&sort=date&list=20

[6] https://jinmyocho.jpn.org/jinja/02_fukuoka_kitakyusyu/0156/0156.html

[7] https://www.jra.go.jp/datafile/tokubetsu/2011102.html

https://db.netkeiba.com/?pid=race_list&word=%CB%D2%B1%E0%C6%C3%CA%CC&front=1

[8] https://www.jra.go.jp/datafile/tokubetsu/2011102.html

https://db.netkeiba.com/?pid=race_list&word=%CB%D2%B1%E0%C6%C3%CA%CC&front=1

[9] https://jra.jp/datafile/tokubetsu/20120210.html

https://db.netkeiba.com/?pid=race_list&word=%BB%D8%BD%C9%C6%C3%CA%CC&start_year=none&start_mon=none&end_year=none&end_mon=none&kyori_min=&kyori_max=&sort=date&list=20

プロローグ 温泉と競馬の交錯

日本にある温泉地の数を御存じだろうか。

環境省のデータ[1]によれば、2021年3月時点で47都道府県に2,934か所あるという。この数は、飽くまで宿泊施設のある温泉地の数である。所謂「野湯」や「廃湯」等を含めれば我が国にはもっと多くの温泉地があることになる。

当然ながら、僕にはこれら全ての温泉地をコンプリートする体力も、財力も、知力もない。さりとて、限られた人生の中で、数多ある温泉に漫然と入るのを良しとする性分でもない。

足りない知恵を振り絞って何か一定の縛りをかけられないか考えを巡らせていた或る日曜日の午後、ふとテレビに耳を澄ますとファンファーレが聞こえてきた。続けて小林雅巳アナの声。「福島競馬 10レース "高湯温泉特別"」。……これだ![2]

 

かくして、中央競馬の特別レース名に縁のある温泉地を巡ることにした。

 

[1] https://www.env.go.jp/nature/onsen/data/ もとより、国交省に端を発した統計不正問題に鑑みれば、この類のデータがどれほど信用できるかは1つの問題である。

[2] このレースは「アナゴサン」號が勝った( https://db.netkeiba.com/race/202103020210/ )。同日(2021年11月7日)は、福島1Rでキガサが2着、同3Rでジジが2着、同5R新馬戦でオレタチハツヨイが1着、同11Rフルーツラインカップでオヌシナニモノが1着、東京3Rでシタゴコロが3着、同4Rでセッカチケーンが1着、同7Rでオレデイイノカが1着、同8Rでモリノカンナチャンが1着、同9R百日草特別でオニャンコポンが1着と珍名馬祭であった。